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FIELD-NEWS
FIELDニュース

■2022/01
NHK「キミだけ応援団」

地域みらい留学生たち屋久島高校山岳部が出演しました。部員不足で存続危機の屋久島高校山岳部を支える地域みらい留学生たちを応援するために九州ゆかりの芸人さん『しゃかりき』と屋久島太忠岳を登山しました。

■2021/12
鹿児島空港の楽しみ方


空港の外に出ると足湯がおすすめです。大空食堂では鹿児島奄美の郷土料理鶏飯が食べられます。おかわり自由で600円‼︎。スカイデッキから眺める霧島連山も素晴らしいですが航空の歴史など展示スペースがありフライトシュミレーターを体験できます。有料200円〜300円。 観光にいらっしゃる方々は台風を気にすることが多いですがもっとも厄介なのは冬の低気圧や前線の通過。屋久島の交通機関は欠航が多くなります。残念ながら屋久島に上陸できずに帰る方もおられます。鹿児島空港で足止めされたり、苦痛な待ち時間も楽しみながら屋久島を目指してください(笑)。

■2021/12
高千穂峰 霧島神宮研修


宮崎県と鹿児島県にまたがって連なる霧島連山の韓国岳についで2番目に高い山。高千穂峰1574m。 その山頂には、かつて神々が日本列島を創りだす際に使ったとされる鉾が逆さまに突き立てられています。(天の逆鉾)天孫降臨伝説があるのです。坂本龍馬が新婚旅行で逆鉾を抜いたと姉に手紙を送ってます(笑)。 度重なる噴火で逆鉾は埋まってしまい、現在のはレプリカのようです。山頂は晴れてるのに激寒‼︎。だけど神と対話できるような素晴らしい山でした。手軽に照葉樹林では鹿や猿に出逢えて、島内観光もできるおすすめコース。

■2021/12
冬期韓国岳研修


鹿児島は暖かいから雪は大丈夫とは思わないでくださいね。屋久島でも日本海側で雪の天気予報になると霰が降り積もります。 福岡県あたりまで雪の予報になると屋久島山間部は大雪、登山口へ続く車道も積雪してしまい当分の間通行止めとなります。12月〜3月初旬はしっかりした装備と心構え、体力が必要となる季節。 鹿児島本土最高峰1700mの韓国岳は霧氷(樹氷)の世界でした。この日は長野県あたりまで寒気が入りました。遠く離れた鹿児島県と宮崎県の県境では1000mを超えた早朝の車道では雪が舞い、1200mを超えたあたりからは氷の世界が始まっています。 無事に山頂に立ち、氷の世界を楽しむことができました。

■2021/11 マルコバン


リクエストツアーで堤防釣りを担当するじいじ。仕事でなくても釣りに出かけて屋久島生活を楽しんでいます。 なんと2投目で82cmのマルコバンを釣り上げて帰ってきました。私たちも初めて食べるマルコバンは『究極の美味』と噂です。握り寿司にしてみました。 今晩、家族と地域みらい留学生と楽しみにいただきます(笑)。

■2021/11
韓国岳紅葉登山研修


鹿児島県秋の霧島。韓国岳を紅葉登山してきました。大浪池の断崖には鮮やかな紅葉がみられました。 風が強く寒いので防寒着が必要です。登山としては手軽なコースですが、これから冬季になると氷の世界となります。

■2021/09 高級魚スジアラ



友人からいただいた高級魚スジアラ。地域みらい留学生たちはスジアラ握り寿司をお腹いっぱい食べました。 細川自然農園で収穫したシークワーサーを搾ると握り寿司がさっぱりしてさらに美味しくなります。 地元の野菜、果物、魚など食も屋久島を知り学ぶ機会でもあります。
  • お世話になった釣船 明日丸
  • ■2021/08
    地域みらい留学生の船釣り


    地域みらい留学生の船釣り体験。酔い止め薬を飲んだけど船に酔ってしまい。ほとんど休んで釣りにならず‼︎。 だけど負けず嫌いで根性あり。また船釣りしたいと言ってます(笑)。自分たちで釣った魚で豪華な夕食に喜んでいました。
  • お世話になった釣船 裕丸
  • ■2021/08
    縄文杉Tシャツ


    屋久島ネイチャー企画オリジナル縄文杉Tシャツです。
    KING OF CEdER/杉の王様
    連休に間に合わせることができなかったのが残念ですがやっと屋久島のお土産屋さんに出荷できました。
    カラーはオフホワイト、ブラック、ライトブルー
    サイズはM〜XXL
    普通サイズよりゆったりしてて身幅が少し大きめです。
    ふるさと市場、ぷかり堂、武田館、杉匠、ぽんたん館にて、ご購入できます。
  • オリジナル縄文杉Tシャツ通販はこちら
  • ■2021/07
    地域みらい留学生と川遊び


    夏前に四度目の緊急事態宣言になってしまいました。長引くコロナ禍は厳しくて、寂しいかなカヤックガイドはまだ一度もありません(泣)。 そんな時は自分たちが楽しむのが1番。今日は後輩地域みらい留学生の初カヤック。とても楽しそうでした。 屋久島ネイチャー企画FIELDのカヤック+川遊びツアーは感染予防対策をしながらご案内しますので夏の屋久島に来島された方におすすめです。 ガサガサやハゼ釣り。スノーケリングでは丸太のようなオオウナギの主様に会えました。水は温かくなり川遊びがとても楽しいです。

    ■2021/06
    この国の希望のかたち


    ご案内させてもらったお客様が編集に携わった書籍を送ってくれました。『この国の希望のかたち』梅雨の長雨なので読書もいいですね。
    便利になり過ぎた人間社会は近年の災害やコロナで昔ながらの生活が見直され心豊かに生活する工夫を楽しむようにもなりました。SDGsと言う言葉を頻繁に見聞きするようになりましたね。 SDGsとは(Sustainable Development Goals)
    持続可能な開発目標で持続可能な社会の実現を目指す世界共通の17目標とのことです。国家、企業、家庭、個人で出来ることは大小様々でしょうが日々私たちが意識して続けていることが沢山あります。 ゴミを分別したり、エコカーに乗ったり、エコバッグで買い物したり。私の屋久島生活では茂った樹木を剪定して薪として風呂を沸かしたり、その灰を畑に撒いたり。生ごみを堆肥にしたり。
    FIELDで行っている自然案内業務も27年ほど前にエコツアーと呼ばれるようになりました。 森を創る生命たちの無駄のない生き様と循環を体験することで地球になくてはならない大切な存在であることを知ることができます。 私たち人間が自然や森で得たことを生活に活かすことはSDGsの目標でもあります。 私の場合は自然を楽しむサポートだけでなく屋久島での暮らしや土地開拓、子育て、沢山の失敗や達成までの道のりをお話ししたりもします。 数いるガイドの中で私を選んでくれるお客様のために魅力的に感じてもらえるような生き方を持続していけたらと思います。

    ■2021/05
    ミヤマキリシマに逢いに


    梅雨ですが天候回復傾向なので韓国岳1700mへ登山してきました。 ちょうど高山性ツツジが咲く時期なので憧れの景色を求めての登山です。 ミヤマキリシマ、ヤマツツジ、イワツツジが矮小化して山肌の至る所にピンク色に染まる場所があります。 日当たりの良い、朝日のあたる場所は満開でした。 大浪池外輪は見頃です。 韓国岳中腹はもうすぐ開花の蕾。 山頂は小さな蕾。 早い梅雨入りの中、運良く憧れの景色を楽しむことができました。

    ■2021/05
    地域みらい留学生と釣り



    日頃、高校生たちは勉学に忙しくて島暮らしらしいことができません。せっかくゴールデンウィークなので地域みらい留学生たちを巨ダツ釣りに連れていきましたが釣れず。 海と川、山と森、美しい景色を眺めるだけでも屋久島らしい。 その後、餌釣りしたらオジサンとテリエビスが釣れました。

    ■2021/04
    天然記念物サキシマヌマエビ


    鹿児島県指定天然記念物にサキシマヌマエビが選ばれました。県内で確認されているサキシマヌマエビは湧水や洞窟内など限定された場所に生息するため貴重な地域個体群と思われます。 そんな貴重なサキシマヌマエビは屋久島にも生息していました。屋久島で初めて捕獲確認したのは2012年、 それから4年間定期的に個体確認してきましたが素人の私ではサキシマヌマエビであると断言できないため甲殻類研究をされている学生時代の恩師に精査していただき、2016年にがサキシマヌマエビであると証明できました。(※論文発表はしていません) 屋久島町が生息北限域であることがわかり、黒潮の恵みは生物の多様性、エビなどの生息地域を広げる要因となることがわかります。 きっと今もサキシマヌマエビや南方系のエビたちは屋久島よりも北を目指して生息環境を広げていることでしょう。小さな生物たちのたくましさとロマンを感じるNEWSとなりました。

    ■2020/07
    地域みらい留学生と磯遊び


    地域みらい留学生を連れてタイドプールの生物観察。 留学生はスノーケリングしたことないらしい。 なので浅いとこから練習です。 グロテスクな生き物が好きな留学生にタツナミガイやクモヒトデを手渡すと喜んでました(笑)。 和名のついてないヒモムシや初めて捕獲したスジモヨウフグ。 コウワンテグリも可愛かった。 環境も毎年変化しているようで、砂地が広くなってゴロタ石が埋まってました。 台風がきたらまた変化するんでしょうね。 何に出会えるかは覗いてみないとわからないタイドプールはワクワクの宝箱。 屋久島だからと言うことではなく、身近な自然で楽しく遊ぶのがオススメです。。

    ■2020/05
    地域みらい留学生



    屋久島町では生徒数の減少により島外から小学校や屋久島高校に進学する留学制度があります。細川家の子どもたち二人は屋久島を離れ進学して、たくさんの方々に助けられ、支えられて現在も生活しています。 親として感謝しかありません。そんな中、地域みらい留学を受け入れる里親が見つからないと聞いて協力をすることになりました。世の中は新型コロナの影響で先行き不安ですが親元を離れ屋久島で勉学に励む応援ができればと思います。 屋久島の自然や遊び、暮らしや味、色々な経験をさせてあげたいな(笑)。頑張ります!!
    地域みらい留学生、初めての釣りは豆アジ釣りでした。臭いコマセにびっくりしたと思いますが、釣って捌いて食べて。楽しくて美味しいと言ってくれました。

    ■2018/6
    感謝状と表彰状


    屋久島ネイチャー企画FIELDより当店エコツアーをご利用いただいた皆様にお知らせいたします。
    先日、公益財団法人屋久島環境文化財団より感謝状をいただきました。
    『長年にわたる寄付を通じて鹿児島県が推進する世界自然遺産屋久島の環境保全に多大な貢献をされました。』と二度目の感謝状です。
    会長である三反園県知事のお名前で頂きました。
    お客様に当店のエコツアーを選んでいただき、参加していただくことで微力ながらも屋久島のために活かす活動を続けることができています。
    屋久島を愛してくださる方々、屋久島ネイチャー企画FIELDを支えてくださるお客様に心から感謝いたします。
    今後もお客様に喜んでいただけるFIELDらしいエコツアーをご案内できるようにスタッフ一同、心よりお待ちしております。
    すいません、もうずいぶんと時が過ぎましたが、環境省及び日本エコツーリズム協会からも表彰していただいてます。
    『エコツーリズム大賞特別賞』の表彰状も額に入れましたのでやっと撮影しました(笑)。
    団体組織が多い中、個人事業として選ばれたことに驚きましたが自然ガイド業に携わり25年、屋久島で活動し22年、屋久島ネイチャー企画FIELDを立ち上げ18年。 このように高く評価していただき、表彰していただけたことに心から感謝いたします。

    ■2017/11
    季刊ECOツーリズム


    NPO法人日本エコツーリズム協会発行の季刊ECOツーリズムに屋久島ネイチャー企画FIELDの西部林道+島内観光コースが紹介されました。
    手軽に照葉樹林では鹿や猿に出逢えて、島内観光もできるおすすめコース。
    実際は縄文杉登山や白谷雲水峡コースの人気にはかないませんが当店イチ押し(笑)。
    冬の屋久島山間部では霰が降りや雪も積もるときもありますが麓の世界遺産地域は温暖で冬季の通行止めによるツアー中止も少ないこともおすすめの理由です。

    ■2017/11 ふるさと納税

    今年度はふるさと納税からFIELDエコツアーご参加してくださるお客様が増えました。
    ふるさと納税の雑誌に屋久島ネイチャー企画FIELDの縄文杉登山が紹介されています。
    ふるさと納税で人気なのはきっと各地の美味しい食べ物が多いと思いますがとてもありがたいです。

    ■2017/10
    出水麓武家屋敷群研修


    薩摩藩でも選りすぐりの精鋭が集められた武家屋敷群。
    知覧武家屋敷よりも屋敷内部を細部まで見学できることがたいへん貴重です。
    当時の生活や文化が見られる素晴らしい武家屋敷でした。
    なんとシロアリの被害があり修復には5000万円もかかったそうです。
    敵に襲われた時に家族を逃がすからくりや逆に迎え撃つための計算された間取り、密談するためのスペース。客人をもてなす心と日本庭園の素晴らしさ。
    建物に使われる木材は屋久島でもよく生えるタブ、センダンなど柱には西日本最強固いイスノキ。
    イスノキは昔の刀傷がくっきりと残されていました。日本刀の一撃さえ受け止める固い柱となり居住武士を守ったと身震いしました。

    ■2017/10 出水ツル研修


    最近、鹿児島県出水平野に今季ツル渡来のニュースが流れました。
    シーズンになればうじゃうじゃとツルがいて鳴き声も凄い迫力だと聞きましたがまだ数羽。
    10羽いないくらい。お世話のおじさんの数の方が多い(笑)。
    だけど会えただけでも嬉しい。この時期はナベヅル。
    これから寒くなったらマナヅルとか数種類のツルが観察できます。

    ■2017/7
    鹿児島の古道研修


    鹿児島県姶良の古道を散策してきました。
    白銀坂(しらかねざか)と龍門司坂(たつもんじざか)は趣のある古道で大河ドラマ西郷どんのロケ地でもあります。
    人と文化と自然が調和した鹿児島の古道は季節を変えて訪れたい場所になりました。
    白銀坂は往復3時間ほどでトレッキングシューズが必要。龍門司坂は往復30分ほどで手軽な観光地的なんですが苔むしているのでトレッキングシューズでもツルツル滑る(笑)。
    入り口と出口に無料で杖をかりることができます。(横断歩道の黄旗みたいなシステム)
    雰囲気のあるとても美しい古道を楽しめました。

    ■2017/2
    エコツーリズム大賞・受賞

    このたび環境省と日本エコツーリズム協会による第12回エコツーリズム大賞特別賞を受賞いたしました。 ホスピタリティの実践、安全管理手法、環境保全への収益還元、地域資源保全と持続的利用に向けた取り組み、農林水産等の地場産業発展と地産地消の取り組み、エコツーリズムの担い手育成、教育機関や調査研究活動への協力など様々な活動が評価されて今回の受賞となりました。恥ずかしながら小さな規模で活動してきた屋久島ネイチャー企画FIELDが受賞したことに感謝いたします。
    環境省報道発表資料 第12回エコツーリズム大賞決定について

    ■2016/4 北薩長島研修


    鹿児島北部の長島町では地域活性の地場産業が素晴らしく、農業と漁業ともに充実し、日本だけでなく世界へ輸出するブランド化とこだわりの生産方法を知りました。 棚田のような景観を利用した赤土馬鈴薯、早い海流を利用したブリ養殖は日本と海外と地域によって成長させる年月を変えるなどこだわりがあり、なんと若い漁師が多く、高収入ということで人材育成にも力を入れていると感じました。生まれ育った長島で若者が働けるような仕組みをつくることが理想的と思います。
    ブランド鮮魚その名も鰤王や鯛王。食べたのは鰤王丼と地元漁師直伝の漁師めし。刺身が嫌いな人でも生臭さが無いので食べられました。物凄く美味しいです。

    ■2016/4
    藺牟田池研修


    鹿児島県内の観光スポットでずっと気になっていた藺牟田池(いむたいけ)に初めて足を運びました。
    鹿児島県薩摩川内市にある直径約1キロメートルの火山湖で1921年「藺牟田池の泥炭形成植物群落」の名称で国の天然記念物に指定され、水草に加えて水鳥やベッコウトンボの生息地としても貴重であることから2005年ラムサール条約指定湿地に登録されました。 藺牟田池の周囲を舟見岳(標高498.8m)、山王岳(491m)、片城山(508.8m)、遠見ヶ城(477m)、飯盛山(432m、藺牟田富士とも呼ばれる)などの山々に囲まれておりトレッキングも楽しめて、キャンプ場、釣りも楽しめるレジャーポイントです。 中でも私が気になっていた事は池に放流されてしまった外来魚の駆除法がたいへん魅力があり素晴らしい試みだったのです。
    生態系保存資料館「アクアイム」【入館料】大人260円、小.中学生130円
    アクアイムでは絶滅危惧種のベッコウトンボなど貴重な生き物が生息する藺牟田池の生態系の展示があります。 しかも入館された方には釣竿の無料貸し出しがあり、藺牟田池で釣った外来魚(ブルーギル・ブラックバス・雷魚)の買取をしてくれます。
    ブルーギル10円、ブラックバスと雷魚は20円、入館料くらいはすぐに元が取れるのではないでしょうか(笑)。そのへんも人間の心理を利用して素晴らしい。
    釣った魚の再放流は禁止にして数を減らすよう試みですがアクティビティ化にすることで観光レジャーが楽しめて一石二鳥。。 鹿児島県内の方は手軽に足を運べるし、年間外来魚駆除数を競うトーナメントもあり盛り上がるとか?。
    外来魚も命ある生き物なのでかわいそうかもしれませんが身近な自然を守りながら楽しむエコツーリズムとして素晴らしいと思います。 私はブルーギルもブラックバスも食べていましたが藺牟田池の魚は美味しいかな?

    ■2016/4
    蒲生の大楠研修

    屋久島の縄文杉よりも大きな鹿児島県姶良地区、蒲生の大楠に逢ってきました。以前、逢ったのは紅葉の季節でしたが今回は桜の季節。
    楠の木は新緑がとても美しい。日本一の蒲生の大楠にも新緑が芽吹き、生きる力強さを感じることができました。 本当に素晴らしい。下から見上げる壮大さと、地にどっしりと根をはった力強さは、神秘的で不思議な感覚を抱かせてくれます巨木。ただただ感動します。
    国特別天然記念物(大正11年指定)
    蒲生八幡神社境内にそびえ立つ大楠は、樹齢約1500年、根周り33m、目通り幹囲24m、高さ30m。
    なんと日本で一番大きな樹木で、環境庁が昭和63年に実施した巨樹・巨木林調査で、正真正銘日本一に認定されています。

    ■2016/4 屋久島認定ガイド

    屋久島認定ガイドの認定証書が届きました。

    ■2016/2
    謎のヒモムシ大発見!!

    次男くんとの生き物採取で謎のヒモムシ大発見!!
    たくさんの研究者の方々のお力で論文発表となりました。
    ●日本国内初記録
    ●今のところ屋久島が生息北限
    ●新称和名 ミツヤリミドリヒモムシ(次男くんと私で考えました)
    身近なところに大発見があることで屋久島で暮らす生物好きな子ども達の野外遊びが増えるような刺激になれば嬉しいです。
    詳しくは【発表された論文
    このミツヤリミドリヒモムシを初めて捕まえたのが2009年、当時は娘の自由研究で使う道具『おとうと』と書かれ(笑)・・・・。次男くんは道具として参加したのが始めでした。 捕獲したものの、そんなに珍しいとは知らず動画と写真を撮って逃がしてしまいました。二度目の捕獲はまだ子供らしき幼体、これも逃がしてしまいました。 初めての捕獲から6年越しの再捕獲時間があれば海に連れていき捕獲活動。 私なんかは仕事が忙しく、次男くんの熱意がなければ海に連れていくことさえしんどかったのによく頑張りました。目標を持ってやり遂げた、そんな思いです。 名前にはなんで屋久島とか細川とかつけなかったの?とよく聞かれます。 このヒモムシはノトスペルムス・トゥリクスピダートゥスと言う名前で、これまでにグアムやオーストラリア、インドネシア、ニューカレドニア、フィジー、ベトナムなどからは報告されているので日本初記録ではありますが日本固有種でもなく、日本の屋久島以外にもおそらく生息しているだろうと考えました。 ヤクシマとかホソカワとつけると長くなってしまい、このヒモムシ本来の特徴が伝えられなくなると親子で考えました。いくつかの候補の中から独特な頭部模様と濃い緑色の体色から初めて捕獲した時にミドリヒモムシだろうと思ったことからミツヤリミドリヒモムシに決めました。
    ミツヤリミドリヒモムシ関係記事↓
    細川家ブログ ミツヤリミドリヒモムシ 2016年
    細川家ブログ 作文で特選 2015年
    細川家ブログ ミドリヒモムシの仲間 2009年


    ■2015/7
    くらしのなかの伝統文化

    ウコンの写真を提供してほしいと連絡がきました。詳しくは知らなかったのですが本に使うようでした。 お値段が高い本なので献本は難しいとのことでしたが届けてくれました。『くらしのなかの伝統文化』和服を長く大切に使い続けるための技や気候や生活の場面にあわせた選び方、日本人の知恵と工夫がつまった和服のことを紹介している本でした。 裏表紙を見たら図書館用特別堅牢製本図書と書いてあって、汚損の心配がないと書いてあります。こんな立派な本に協力できて光栄です。


    ■2014/1 開聞岳研修

    鹿児島から屋久島へ向かう船や飛行機からの景色でひときわ目立つ薩摩富士ともよばれる開聞岳。 研修登山を検討し、開聞岳の下調べをするうちに国立公園でもあり日本百名山でもあると知りました。 かいもん山麓ふれあい公園から登山を開始すと国立公園だぞとか日本百名山とか看板や案内もなくて何故か富士山世界文化遺産登録おめでとうなんて看板があった。 開聞岳は薩摩富士とも呼ばれてるからだろうが、もっと開聞岳という山を前面に出したほうが良いと思うな。だって美しく、パワーを感じる山ですもの・・・・・。 登山道は火山礫がたまってガラガラと崩れるので足をとられやすく、全身を使いよじ登る足場の悪い箇所も多い。残念ながら山頂からは屋久島が望めませんでしたが無事に登頂しました。


    ■2013/9
    「BE-PAL」掲載

    たまに、ビーパルには取材協力を依頼されることがあります。 25年10月号にはガイドブックには載っていない屋久島の魅力を紹介したいとのこと・・・・・・。 屋久島は沢山のガイドブックが毎年出ているので、屋久島の登山、山だけでなく海や海上からの景色や遊びで考えてみました。


    こんな掲載記事になりました。他にも屋久島の魅力、色々な島の魅力が載っていますよ。


    釣りもおすすめの屋久島の遊びですが、本当のとっておきの屋久島は釣りを楽しみながら海上から眺める屋久島の姿なんです。掲載されるスペースが少ないのでしかたがないですが・・・・・・。おすすめするガイドブックには載っていないとっておきの屋久島はこちら。


    刻々と変化する屋久島の色彩。この景色を眺めている時間は、風、光、空気、五感をフルに研ぎ澄まし屋久島と対話するような不思議な感覚でした。


    ■2013/5
    賛助企業表彰

    屋久島環境文化財団から屋久島ネイチャー企画FIELDが表彰されました。 賛助企業として10年以上と長期にわたり財団への寄付を続けていることでの表彰でした。寄付金はエコキッズ活動やガイド育成、ガイドセミナー、研究講座などで幅広く使われ、屋久島ネイチャー企画FIELDとして少しでも貢献できればと続けてきたことでした。 寄付を続けることができたのも、屋久島ネイチャー企画FIELDをご利用くださるお客様のおかげです。屋久島ネイチャー企画FIELDのエコツアーに参加されたお客様は屋久島を守ることに貢献しているのです。 当たり前のように続けていた寄付でしたが、このように感謝状をいただくと嬉しいですね。 屋久島のガイド業では賛助企業は今のところ屋久島ネイチャー企画FIELDだけです。だからこそ仕事に対するプロ意識、プライドをもって頑張れます。今回、頂いた感謝状はFIELDスタッフの励みになりました。ありがとうございます。


    ■2011/10
    MELLELL取材

    雑誌SWITCHからMELLELL(メレル)の特別編集ブランドブックが発行されることになりました。細川が取材協力をさせていただきました。
    MERRELL好きな方は書店で手にとって見てください。

    細川とメレルの出会いは13~14年くらい前、すでに屋久島でネイチャーガイドとして毎日のようにお客様と山歩きを楽しんでいた頃です。
    細川の足は女性とかわらないくらい小さめで登山ショップで登山靴を買っても自分にあうものに出会えず足への負担が大きな問題でした。
    ある雑誌の小さな記事に『MERRELL日本初上陸』と紹介されているのを見て、『この靴が履きたい』と直感的に思ったことを今も忘れません。当時はMERRELLを買いたくても売っているお店がなくて東京新宿で扱っているショップを婚約者だった現在の嫁さんが探してくれて、一緒に買いに行ったことを覚えています。
    細川が買ったのは日本限定カラーだったかな・・・・・・。
    赤のスーパーライト
    嫁さんは赤のジャングルランナー
    今はカラーの鮮やかなトレッキングシューズが沢山ありますが、
    当時はアースカラーで地味なものばかりでしたからMERRELはとても目立つものでした。

    嬉しいことに細川と嫁さんのファーストメレルも30周年を記念して復刻として発売されています。
    ぺリメーター ゴアテックスとジャングルランナー(同名)
    細川としてはぺリメーターゴアテックスはとても嬉しい復活です。
    当時の細川を悩ませたのが屋久島という生活環境でインターネットの普及もまだまだ、やっと携帯電話が普及してきたばかり。
    屋久島では一足のMERRELLを手に入れることもできない。
    『直接MERRELLに電話しちゃえ』と行動をおこしました。
    当時担当の方は『そんなにMERRELLを愛してくれるのなら』とダンナの要望に応えてくださるだけでなく、屋久島に何度も訪れていただきました。そして、レンタルシューズとして提供していただき、履いたお客様にアンケートをお願いすることから始まりました。当時はアンケートをとってもMERRELLを知る人は誰もいなくて、好きなシューズブランドはナイキとかプーマでアウトドアブランドの知名度はとっても低いものでした。
    屋久島ネイチャー企画FIELDのガイドがMERRELLをかっこよく履くこと、履きやすさを実感することでお客様に伝え、お客様がレンタルシューズを履く事で長い道のりを快適に歩きとおした実績からMERRELLというブランドが屋久島での知名度をあげてきたのを感じていました。

    今ではお洒落な人たちの定番フットウェアになったMERRELL。
    お堅い登山ショップではなく、身近な靴屋さんで普通に手に入るようになりました。
    30周年をむかえて新作も充実していますので是非靴屋さんに足を運んでお気に入りの一足を見つけてください

    ■2011/09
    ちいさなかがくのとも

    福音館書店の月間予約絵本『ちいさなかがくのとも』114号『ぼくらはごりら』のおりこみふろくで細川がいきものクイズを担当しました。

    イラストまで頼まれましたがリアルな絵で・・・・・・と言われましたが・・・・・・・・。
    絵が苦手な細川には難しい依頼でした。
    クイズは全然問題なし・・・・・考えているととっても楽しかったです。

    ■2011/04
    ソルトワールドVol.88

    プロアングラーとして活躍されているタイラバの佐々木洋三さんとアジングの家邊克己さんが屋久島の大マダイを狙うということで、地元アングラーとして細川も同船させていただきました。

    細川のタックルは
    スミス AMJ-SH630UL
    コンクエストF800
    PE2号

    細川のタックルはタイラバに特化したわけではなく、ジギングもインチクもと考えた多目的タックルのつもり。
    渋い状況の中、結局マダイのヒットは無く、マダイの顔を見ることはできませんでした。

    屋久島では活性が高いタイミングならばジギングでも釣れるマダイですが、できるだけ細いPEを使うとヒットに繋がるようでした。
    渋い中でも佐々木さんと家邊さんはPE1号、1.2号1.5号といった細くても強度の高いPEラインを使うことでヒットが続きます。
    しかし、ビックファイトの末にラインブレイクが何度も・・・・・・・・・・・。
    屋久島のマダイは大型がヒットするのでタイラバタックルも屋久島流の研究が必要です。
    試行錯誤しながら目的のマダイを釣り上げて結果を出すプロの釣りはとても勉強になります。

    屋久島大ダイ釣行はソルトワールドVol.88にて掲載されています。
    細川もカンパチ、大カサゴを釣って少しですが登場しています。

    ■2007/9 ダイビング研修

    忙しい夏の仕事も終わり、山ばかりのスタッフは海に入りたくてしかたがありません。ダイビング研修を楽しんできました。
    屋久島は日本で一番魚種の多い海として知られますが甲殻類などの底棲生物も多く、面白いダイビング研修となりました。


    ハナヒゲウツボ


    イロブダイの幼魚


    クマノミ


    カエルアンコウ

    屋久島北部、一湊でボートダイビング・・・・・。
    海底は白い砂地で別世界の雰囲気。
    流れが少し速いので海底にはロープがあり、道を間違えないようになっていました。どこも同じ景色に見えますからね。


    一湊港を少し出ると旧日本軍のゼロ戦が沈んでいて、今では魚たちの住処になっています。スカシテンジクダイの群れにアザハタ。
    ゼロ戦の周りでは喰うか喰われるかの生態系が出来ているんですね。


    記念撮影は代表細川の水中カメラデビューでしたがうまくいきません


    潜行ロープの周りではツバメウオの群れがお出迎えしてくれます

    ■2007/4
    ボタニカルリサーチパーク

    ボタニカルリサーチパークには果樹園、ハーブ園、温室があり、季節ごと色々な植物を見学することができます。スターフルーツの甘い品種が完熟していて普段は食べることが出来ないそうですが試食させていただきました。

    この施設の魅力は温室にオオゴマダラの蝶が放され、美しい黄金のさなぎの見学もできます。

    ■2007/4
    中間フルーツガーデン

    屋久島で栽培可能な熱帯果樹、熱帯植物の勉強を兼ねてフルーツガーデン、ボタニカルリサーチパークへ研修に行ってきました。


    屋久島の自然界では見かけることのない熱帯果樹や花木が屋久島に適応して生える姿にはスタッフ一同驚きの連続でした。

    摩訶不思議な熱帯果樹、幹にブドウのような実のなるジャボチカバなどがちょうど結実していました。

    案内後は新鮮なフルーツにジャムを頂きました。

    こんな屋久島観光の楽しみ方もいいかもしれません・・・・・・。

    季節によっては蚊が多いので虫除けスプレーは必須です。

    ■2006/10
    釣り船チャーター

    長かった夏も終わりガイド業務も落ち着いてきました。ということで専属スタッフで釣り船チャーターで釣り大会。 ポイントまでの船から屋久島を眺めると永田岳、宮之浦岳山頂も見えるんですよ。海からの眺めも最高なんです。 代表細川とエビ君はジギングで中村君とふぐ子さんはカゴで餌釣りで挑戦。餌釣りチームは入れ食い状態の大量ムード。 ジギングチームは海底90mからシャクルもシャクルもあたりなし。ジギングチームは完敗でしたが餌釣りに変更すると一投目からウメイロが食いついてきました。 次々とムロアジも釣りあげ5人で50匹ほどの釣果になりました。今回の大物賞はエビ君のシイラでした。流石に釣りに対する思い入れが違いますね。 エビ君から「フィールド恒例行事にしましょう」という提案がありましたので来年も釣り大会やりましょう。 お客様に屋久島の魅力を伝えていけるように今後も屋久島を楽しんでいくスタッフです。
  • お世話になった釣船 釣り具の岩川 あゆみ丸
  • ■2006/01
    「BE-PAL」掲載

    ■雑誌「BE-PAL」にFIELDが掲載されました。

    世界遺産に登録されてから屋久島への来訪者は急激に増えた。話題の土地の観光は、物見遊山に流れやすい。そんな旅をエコロジー型に誘導、保全と利用の均衡を守っているのが自然ガイドだ。細川浩司さんもこのひとり。 屋久島に来て11年。年は若いが、ガイドとしてはベテランである。「定住の理由ですか?自然の魅力はもちろんですが、水が美味しかったことですね。気候が温暖で人の気持ちもあったかい。 僕、農的な生活をしながら子育てをしたかったんですよ。自然ガイドの仕事もそんな暮らしの一環です。農作業も案内もない日は、海へ出て磯ものを取り、釣りをして遊ぶ。でその獲物で一杯。 これ以上の幸せって他にありますか?」訪ねた日は、そんな珠玉のようなオフタイムあいにく海は荒れ模様だったが、島は肴に困らない。「ゴマサバはぜひ食べてください。今日は刺身用の首折れサバはないですけど、サバ節は屋久島の名物。 これとラッキョウを和えたものは、酒席の定番です。ミソがつまったアサヒガニも絶品ですよ」屋久島では酒と言えば芋焼酎。だがこの島は他県出身者が多い。なかなか手に入らない日本酒は、実は島で最も喜ばれるお土産のひとつだ。 細川さんも日本酒が大好き。差し入れの『ヌーベル月桂冠』に思わず目を細める。「へえ、ヌーベル月桂冠って、すっきりしたやさしい味ですね。 ホタの刺身にはもちろん、サバ節の煙の香りにもよく合うし、アサヒガにの甲羅酒はやっぱり日本酒ならではのうまさだなあ」屋久島は昔から人々が暮らしをたててきた、穏やかな里地でもある。細川さんは磯もの取りやサバ節のようなものも、原生自然同様に大切な島の財産だという。 「ですから、大いに食べ、飲みながら屋久島について学ぶプログラムがあってもいい。それこそ本物のエコツアーだと思いますね」本物志向の細川さんならきっと実現してくれるにちがいない。

    ■2005/05
    「brutus」掲載

    ■雑誌「brutus」にFIELDが掲載されました。

    スローライフを体現する仕事。樹齢7200年の縄文杉がある苔むす森、清らかに流れる川の魅力を伝えたい。
    太古の昔から壮大な自然とともにある屋久島に心動かされた細川浩司さんは東京からの移住を決めた。 「ここに住む人はみんな親切。自然が豊かだから心が豊かになるのかもしれませんね」と細川さん。そんな島の魅力を訪れる人に伝えたい。ガイドとして最も考えることだと言う。 「僕らの言葉を通して、山と森と海のつながりを感じてもらえたら」と続ける。「何度も歩いた場所なのに新しい発見がある。 島の楽しみ方、遊び方にマニュアルがないところが面白い」と語る。雨上がりの春の森にたたずむみ、「夏来ないかなぁ。 早く裸で暮らしたい」とぽつり。スロー&ハッピーな生活がここにある。

    ■2005/05
    「BE-PAL」掲載

    ■雑誌「BE-PAL」にFIELDが掲載されました。

    アウトドア雑誌BE-PALの六月、七月、八月号の表紙撮影コーディネートをFIELD細川浩司が担当しました。

    上記撮影とは別に北から南へがコンセプトとなる「大特集ちょこっと冒険日本縦断」企画をお手伝いさせていただきました。白谷雲水峡から淀川登山口まで距離約二十km。モデルの国井さんが百名山宮之浦岳登頂など頑張りました。
    FIELDスタッフが総合案内、カメラマンを担当しました 。

    ■2003/06
    「ソトコト」掲載

    細部まで精巧につくられている植物の世界を虫眼鏡で覗く。水分をたっぷり含んだ、まるで羽毛のように柔らかな苔。  

    奥さんの陽子さんが特別に用意してくれたお弁当。トビウオのすり身を揚げた「つけ揚げ」やおにぎりの具にしたサバ味噌など、地元の味を大切にしたスローフード。防腐効果のあるゲットウの葉にくるんで。


    ■雑誌「ソトコト」にFIELDが掲載されました。

    屋久島でネイチャーガイドとして働く細川浩司さんはアウトドアの達人。都会の暮らしがどうにも肌に合わず、三宅島や沖縄を渡り歩き、屋久島に移住。自ら土地を開墾し、家も建ててしまう・・・・という経歴から、やんちゃな野生児といった人を想像していた。 が、実際の細川さんは、ゆったりとと落ち着いた話し方。この人なら安心、ひと目で思わせてしまうような頼もしさがある。細川さんが案内してくれたのは白谷雲水峡という、苔と渓谷が美しい森だ。えっ、縄文杉じゃないの? 「縄文杉を目当てに屋久島に来る人は多いんですけどね・・・・」屋久島は、なんと九州で最高峰の山を抱く島。縄文杉はちょうどそのおへそのような位置にある。健脚な人でも往復約10時間ほどの登山となるので、それなりの覚悟と準備が必要なのだ。 早朝に出発しても、日が暮れる前に帰ってくるには立ち止まる暇はほとんどなく、黙々と歩くことになる。「木や森について説明したり、森でゆっくり過ごしてもらったりすることができないので、あえておすすめはしません」と。白谷雲水峡に着くと、まずは準備体操。 特にひねりやすい足首はよくストレッチしておく必要がある。と、早速屋久ザルに出くわした。エサを求めて人間を襲う凶暴なサルと違い、一心不乱に新芽を食む姿がかわいらしい。雲水峡を歩き進むと、空気は水分がたっぷり含まれ、しっとりとしたものに変化していく。 日差しは新緑の薄いフィルターを通って届く。生き物が活動をはじめ、繁殖するこの季節、森の生命体が放つエネルギーが、呼吸するたびに身体に満ちていくような気がする。 楽しめるだろうか、という不安は早くも消え、「はるばる屋久島までやって来たからには、見るもの見て、食べるもの食べて、屋久ザル屋久シカもしっかり見て帰るぞ!」と気合が入る。 細川さんに対しても、あれこれ責め立てるように質問してしまう。しかし、細川さんはガイドといっても、バスガイドのようにしゃべりまくるわけではない。森の雰囲気を邪魔しないように、時々立ち止まってはポツリ、ポツリと木や植物、鳥のことを教えてくれる。 不思議なのだが、細川さんが「あ、今、シカがいました」とか「あそこにツツジが咲いていますよ」とか教えてくれるが、言われるまではこちらは全く気がつかない。 言われて改めて目を凝らし、ようやく見つけることができる。ちょっとした動きや色の変化に気をつけると見つけられるそうだが、普段、都会の生活で滅多に使わないそれらの感覚は、鈍ってしまっているのだろう。ところで杉というと、まっすぐにそびえ立つ木を思い描いていた。 しかし、ほとんどの屋久杉はグロテスクといっていいほどの容貌をしている。他の木に巻き付いたり、巻き付かれたり、倒れた木の上に新しい木が生え、2本が一体化していたり気根を何本も伸ばし、なんとか自らを支えようとする姿を見ると、何百年、何千年という時をかけた壮絶な生存競争の跡なのだとわかる。 そう、動物にしろ植物にしろ、生き抜いていくことは簡単ではないのだ。厳しさが刻みこまれているからこそ、屋久杉に魅かれ、神々しさを感じるのかもしれない・・・・。 そんなことを考えながら歩き続けていると、だんだんと目が慣れてきたのか、自分でも習った花や木を見分けられるようになってきた。名前がわかると不思議と親近感がわく。 今度来る時にはミニ植物図鑑を持ってくるといいかもしれない。そろそろお昼にしましょうかという時間になり、しばしランチタイムとなる。通常のツアーだと、トイレのある山小屋まで行ってお昼ということになるのだが、細川さんの場合はあくまでもその日の参加者のペースにまかせている。 幸い雲水峡の中にはあちこちにせせらぎがあるので、休憩に適した場所はいくつもある。「ぼちぼちでいいですから」が口癖の細川さんだ。 その場所が気に入ったら、一日そこで過ごしてもいいし、最後までたどりつければ途中で引き返してもいい。無理して「どこそこまで行かなければ」というツアーでは疲労感ばかりが残ってしまう。 お弁当を食べ終わると、せせらぎの水を汲んでコーヒーを入れてくれた。温かいものを飲むとホッとするし、なにより屋久島のきれいな水でいれたコーヒーはうまい。舌からも、屋久島の自然を実感してもらいたいという気持ちからはじめたサービスだ。細川さんの考えるエコツアーとは単に自然の中を歩くことだけではない。 その自然とともに生まれた、文化や伝統といったものもひっくるめて理解し、体験することこそエコツアー。だから、屋久杉での工芸品作りや地元の食べ物にも積極的に挑戦してほしいと言う。森の空気に包まれ、心まで緑に満たされていくうちに、こうしてせせらぎの音を聞いているだけで十分だなと思えてきた。 考えてみれば「何々しなければ!」と思っているのは私だけの都合で、周りの自然がそれに合わせてくれるわけではない。そんな勝手な思い込みから自分を解放することこそ、エコツアーのファーストステップなのかもしれない。

    ■2003/06
    「モノマガジン」掲載

    ■雑誌「モノマガジン」にFIELDが掲載されました。

    屋久島のグッドロケーションを求めて東の山を登る。あいにくの大雨でだ。これじゃ自然を楽しみながらの登山なんてできやしない。 日頃の行いを後悔しながら、緑の屋根のさらに上にのぞく曇り空を恨めしく思う。「西の方へ行きましょうか。きっと雨も降ってませんよ」ツアーガイド氏のアドバイスに従い向かった大川の滝。 そこには日の光を受けて輝く雄大な水しぶきがあった。屋久島は周囲たったの百三十二キロの小さな島だ。それなのに、その東西南北に、大きな天候の違いを見ることができる。まるでそこは、あらゆる季節と天候の見本市。 夏、人々は7月を待たずに南の海へ泳ぎ出し、冬は北の山頂に雪が積もりさえする。東で大雨が降っている同じ頃、西の空は晴天なんてことだってあるのだ。「四季の豊富な日本の風土」なんて比較にならないくらいのダイナミックさが溢れている。 もちろんそこは東シナ海に浮かぶ南の島。夏の湿気はひどいものだ。(保存ケースに入れたカメラレンズにカビが生えるほど!)そんな中で生活を送る屋久島人には驚いてしまう。その力をわけて下さい! 屋久島の自然を知り尽くし、なおかつ尊敬の気持ちを忘れない屋久島人のひとりであるガイド氏。その足下には、革が柔らかくなるほどに履きこなされたハイキングシューズがあった。彼のチカラの一端でもと、早速同じ靴に履き替える。なんだか大地に抱かれている気持ちがした。 あらゆる山に、どんな季節でも登れる勇気が湧いてきた。そうさ大丈夫、僕はメレルを履いている!

    ■2003/06
    「BE-PAL」掲載

    ■雑誌「BE-PAL」にFIELDが掲載されました。

    自然に興味のある人が一度は訪れてみたい場所と言えば、屋久島はその筆頭だ ろう。
    樹齢千年を超す屋久杉が鎮座するその原始林の森は、エコツアーの目的地としてはこのうえなく魅力だ。
    その屋久島に拠点を置く「フィールド」は、なかでも実にユニークなツアーを行うガイド集団だ。「屋久島の多様な自然を五感で体験できるツアーを目指しています」と代表の細川浩司さん。 例えば、屋久杉の宝庫・白谷雲水峡では散策中に川の水でいれた実に旨いコーヒーを飲ませてくれる。「この島の自然が、世界でも稀にみる温暖多雨な気候から生まれたことを味覚で感じてほしいんです」別のツアーでは川沿いの亀の産卵地まで歩く。 その砂浜は、山の花崗岩が雨で削られてできたもので、歩くうちに山と海の生態系の密な関係がわかるからだ。
    こうした彼らの縦横無尽な活動を支えているのが、メレルの「カメレオン」シリーズだ。細川さん達が現在、愛用している「カメレオンゴアテックス」は、ゴアブーティーを内蔵したフルレザータイプのハイキングシューズ。完全防水使用で蒸れにくく、雨の多い屋久島での活動も難無くこなせる。 「アッパーのレザーは履きこむほど足に馴染んで、自分の足にフィットする」と細川さんも太鼓判を押しているほど良質だ。
    この春からは、透湿性能を向上した「カメレオン・ゴアテックスXCRロー」も仲間入りしてバリエーションもさらに豊富になった「カメレオン」シリーズ。これからも屋久島のガイドをはじめ、自然を愛する全ての人達の足元をサポートしつづけてくれそうだ。

    ■2002/01 屋久観光PR

    霧島・屋久観光連絡協議会発足式の翌日は宮崎県で屋久島観光協会による観光キャンペーンを行いました。ポンカン無料配布、屋久島関連チラシ配布に大勢の方々が押し寄せました。あっという間にポンカンもチラシも終わってしまい、人々の屋久島への関心度が高いことが良く分かりました。
    (左写真はキャンペーンが終わり落ち着いてきた時のものです。)
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    ※直接予約OK。現金支払い(カード可)、リピーター割、紹介割、プライベートご希望の方は直接予約からお申込みください。


    詳しくは「ご予約説明と直接予約」をお読みください。割引特典もご覧下さい。
    【屋久島旅行の計画と準備】
    屋久島エコツアーガイド・一覧
    屋久島ネイチャー企画  フィールド
    【環境省・日本エコツーリズム協会】
    エコツーリズム大賞 環境大臣賞受賞
    〒891-4402 鹿児島県熊毛郡屋久町麦生318-9 Tel&Fax:0997-47-2395
    営業時間:9:00~18:00
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